2016年2月に最初に入ったのは、VfL Marburg(ファーエフエル マールブルク)です。
Marburgの市のチームで、ドイツ語やドイツの環境・ホッケーに慣れる為に所属させて頂きました。地方のリーグではありましたが、そこでは語学が出来ないながらもゲームキャプテンなどを任せて頂きました。チームでも認めてもらうことができ、男子チームのトレーニングにも参加させていただいていました。
そこでのポジションはFBで、コーナーでは攻守とも関わらせていただき、シューター・一番騎をしていました。
その年の自分の誕生日にリーグが上がれるかかかった試合があり、そこでバースデーゴールを決め、リーグ昇進にも貢献することができ、これまでのホッケー人生で一番印象に深く残る試合となりました。
そしてリーグが上がった後、現チームの二軍と対戦し、そこに現監督が観に来られていて移籍の話を頂き、チームメイトから止められる中悩んだ末に移籍を決めました。
前チームメイトにも本当に恵まれていて、移籍した今でも、以前と変わらずトレーニング参加や試合観戦、会食などあらゆる面で交流が続いています。
移籍後は、オールラウンダーとして試合に出場し、上半期はFB、現在はFWとMFをしています。
コーナーは、守備は怪我をされたら代わりがいないとのことで関わることが出来ず、攻撃のみパッサーを任されています。
戦績は、2勝3分1敗、今年度フィールドシーズン残すところあと1戦となります。
そして来月からはシーズンがインドアホッケーに切り替わります。
自分は海外のパワーとスピードのあるホッケーに憧れを抱いていて、天理大学2回生の頃に参加させていただいた国際スポーツ交流実習というドイツでのスポーツ交流のプログラムで宿泊したケルン体育大学でホッケーチームの練習を見つけ、個人的に先生に頼み練習に参加させていただいたことがキッカケとなりドイツでのホッケー生活を考え、実行しました。
言葉も違う、体格も違う、環境も違う、全ての違いや変化に対応していけるか、どれだけのことが出来るのか、最初は不安を抱くことがありました。
しかしそれよりも、またドイツでホッケーができることへの喜びや、応援してくれる・支えてくれる家族や仲間、先生方をはじめ自分に関わってくれる方々の存在と感謝の想いが大きくありました。
仲間にも環境にも恵まれた今、ブンデスリーガであるEintracht Frankfurtで副キャプテンを任されています。
やはり語学の壁はありますが、それ以上に出来ることやチャンスはあります。
中学からホッケーを始めたものの、高校ではホッケー部がなく、大学時代も全く注目されることのない選手でしたが、ホッケーに懸ける想いと少しの努力、目標・夢、挑戦する気持ちと、国は違えど本気でぶつかり合える仲間がいれば可能性は誰にでもいくらでもあると強く感じています。
先日、Eintracht Frankfurtのオーナーさんと対談し、来年もチームに残ってほしいと言っていただくことが出来た為、予定では来年も今のチームに残り、1部リーグ昇進をチームの目標に掲げ取り組んでいくつもりです。
写真は、前チーム(VfL Marburg:ファーエフエル マールブルク)の写真です。