高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子H1カテゴリーは、8月12日(土)、岐阜県各務原市・川崎重工ホッケースタジアムにおいて、第9日のレギュラーステージを開催しました。
10:00試合開始:『岐阜朝日クラブ』 4対0 『ALDER飯能』
入道雲がもくもくと奥飛騨の山脈に積み上げた快晴の中、気温33度、湿度60%で10時より開始された各務原市の川崎重工ホッケースタジアムでの高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子H1カテゴリーのレギュラーステージは、『岐阜朝日クラブ』のホームグラウンドに、『ALDER飯能』を迎えての試合を開催いたしました。
開始早々から両者ともに譲らずにアグレッシブな攻撃を仕掛けてゴールを狙うものの、得点にならず第1クォーターを終えましたが、均衡を破ったのは第2クォーターに入ってから『岐阜朝日クラブ』FB山田翔太選手(5番)による豪快なシュートで26分に先制点をあげると、続けざまの28分にFB藤井辰憲選手(4番)によるセンターリングが相手のスティックに当たってボールコースが変わり、ゴールの中へ吸い込まれて2得点目を獲得しました。第3クォーターに入った41分には、縦の長いスルーパスから抜けだしてキーパーと1対1となり、交錯しそうなギリギリのタイミングでパスを出し、無人のゴールにFW武石拓郎選手(22番)が流し込み3点目を獲得すると、44分にFW田中世連選手(8番)がセンターラインからボールを奪って、ドリブルでキーパーを交わしてダメ押しの4点目を獲得し、『岐阜朝日クラブ』の完勝で終わりました。
完勝した『岐阜朝日クラブ』の長屋監督は、「本日の試合は、岐阜特有の暑さでしたから『ALDER飯能』は、じっとりとしたまとわりつく湿度にビックリしたのではないでしょうか。競り合いが激しくてアンパイヤリングも大変だったと思うが、そんな中でも負けない気持ちを保ち続けて、点数を着々と重ねられたのは良かったと思う。そして、フィジカルを強く意識してトレーニングを積んでいるので、相手を引き離せられるスピードある試合展開を運べることができている。機能的にディフェンスがしっかりしてれば、サイドから攻撃して中へ割っていく攻撃をしていくのですが、相手チームの足が止まったとわかったので、スピードを活かして直線的にゴールを目指す戦術に変えたことも功を奏したのではないかと思います。」と話し、本日の課題と明日の『小矢部RED OX』戦のことを聞くと、「第1クォーターのときに、ノーマークでシュートを打たれたことが2度もあった。しっかりと、ボールを持っている相手とゴールの間に正対して、まずは時間を稼いでディフェンスして失点しないように確認しましたが、そこの意識づけをこれからもつけていきたい。」と話してくれました。また、たくさんの方に応援してくれた方へのメッセージとして「選手が戦っている試合に力が入っていなかったら、応援しに足を運んでくれている方達に申し訳ありませんので、試合前のミーティング時に、みんなが見て感動していただけるようなプレーをしてほしいと伝えました。また、守るときでも気迫とか、相手がボールを持った時にも相手の裏へ入るとか、ゴールを割る気迫とか、絶対に負けない気持ちをもって試合に挑もうということを伝えました。選手も強い気持ちで臨んでくれたので、本日のような暑い日でもいけたのではないかと思う。」と話してくれました。
『ALDER飯能』の藤島監督は、「残念な結果になってしまった、1勝もできておらず、チーム状況も思わしくなく、模索しているところです。チャンスを活かして、自分たちに流れを持ってきてくれればいいのですけれども、今年はチャンスをものにできずに、その後に失点してしまい、そのままズルズルといってしまうことが多いので、そこを修正していこうとチームのみんなで話をしているのですが、なかなか立て直しが思うようにできていないのが現状です。チャンスを活かして、自分たちに流れを持ってきてくれればいいんですけれども、今年はチャンスをものにできずに、その後に失点してしまい、そのままズルズルといってしまうことが多いので、そこを修正しようとチームで話をしているのですが、なかなか立て直しが思うようにできていないのが現状です。」と述べ、課題と次戦に向けた話を聴くと「課題はディフェンスです。プレーが個々になりがちですので失点を減らすためには組織でディフェンスをして守らないといけないので、そこを課題修正してやっていきたい。全敗していますので1勝をすることが先決です。次戦も9月に『岐阜朝日クラブ』をホームグラウンドに招いての試合になりますので、そこまでに修正して挑みたいと思います。」と話してくれました。