Frohes neues Jahr!明けましておめでとうございます!
平成も終わりを迎えようとしていますが、皆さんも新たな目標、夢をもって新年を迎えることが出来たことと思います。
私は、「ドイツブンデスリーガ1部リーグでプレーすること」を今年の目標とし、更に上を目指せるよう挑戦していきたいと思います!
この度、私は大晦日・正月を日本で過ごし、小中学生が参加するホッケースクールの訪問、高校ホッケー部の部員とOBの交流戦(初打ち)を覗かせていただきました。
今回スポットライトを当てるのは強豪とは言えませんが、静岡県のホッケー競技者たちです。
静岡県では、岐阜県や滋賀県や福井県のようにホッケー王国と言えるような競技者はおりません。
中学校では県に2チーム(清水中学校・長泉中学校)、高校には5チーム(伊豆中央高等学校・沼津東高等学校・清水国際高等学校・御殿場西高等学校・沼津商業高等学校(女子部))があり、国民体育大会が開催されたことでホッケーへの興味・関心が広まっています。
小中学生が参加するホッケースクールの訪問
静岡県の長泉・清水町の小中学生が参加するホッケースクールで交流させていただきました。
日本ではあまり行うことのないウォーミングアップや、ゲームの中ではドイツで使っている戦略を伝えたり、各個人にスキル面におけるアドバイスをしました。
小中学生とはいえ飲み込みも上達も早く、ウォーミングアップで見ていた時と比べて、トレーニングが終わる頃には全体のレベルが上がっていたのには驚きでした。
最初はとても大人しかった子や自信のなさそうだった子が自分から質問してきてくれたり、上手く出来ないことに諦めずに何度も挑戦してくれたりしたことが、何よりも嬉しかったです。
こういった姿を見ると、初心を忘れてはならないということを改めて実感します。
人の可能性は無限大ですね、本当に叶えたい夢と挑戦心さえあれば、いくら遠くにあっても叶うかもしれない、信じ続けて挑戦すれば、叶わなくても近づくことは出来ますね。
伊豆中央高等学校ホッケー部の部員とOBの交流戦(初打ち)を覗かせていただきました
私は、兄の影響で中学生からホッケーを始め、当初は海外でプレーすることなど全く頭に無く、想像すらしていませんでした。
日本でも全く無名の選手でしたが、ホッケーが大好きだという想いは強く、トレーニングがoffの時も自主練習をし、帰省時にグラウンドが使えない時には兄の出身校のホッケー部とOBの交流戦(初打ち)などにOBチームとして練習やゲームに混ぜてもらうことがありました。そのチームが、伊豆中央高等学校です。
ここまで、一次校正すみ(Fukushima)
残念ながら男子チームしかありませんが、現役部員からOBまで仲も良く、練習する姿やoffの時を見てもチームの良さが伝わり、みんなで協力しあって、活動・強化を続けています。
インターハイにも出場している高校ですが、高校の他競技のチームよりも過酷な状況にあります。”マイナースポーツだから”と、ホッケーへの理解が乏しく、あまり良い協力、応援をしてもらえない、とのことです。
サッカー部や野球部は、当たり前のように高校のグラウンドを使ってのトレーニング、もちろん部員も集まります。しかし、ホッケー部は違います。
皆さんは、ホッケーを河川敷でしろと言われたらどういう反応をするでしょうか。
人工芝であったり中でもしっかりとしたウォーターベースであったら、え?正気か?!ともなるのではないでしょうか。
雑草抜きはもちろん、いくら疲れていても暗くてもコートの整備をして帰り、台風や洪水が考えられる時にはゴールを河川敷から草の生える傾斜を押して高校の敷地内に運び入れ、水が引いたら1からコートの整備をしてゴールを運び入れる。
全てが当たり前ではない、中でも想像を超える状況、それでも文句も言わずに活動し、活動出来ることに感謝をしている部員。
そういった環境でホッケーをしていても、インターハイに出場出来る高校が静岡県にはあります。
現在、部員集めの停止と廃部への意向が伊豆中央高等学校ホッケー部に向けられています
ところが、そういった努力や苦労をよそに、ホッケーの指導者が少ないからと、試合が県外で指導者にも部員にも負担が掛かるのではないかと、進学校は勉強にだけ専念したらいいと、練習場確保が難しいと、教師たちの負担軽減の為にという勝手な考えにより、現在部員集めの停止と廃部への意向がホッケー部に向けられています。
廃部阻止への署名活動をしているようですが、私も廃部にはもちろん反対、ホッケーはオリンピック種目ですし、まず頑張っている部員がいるなかで上に立つ者による異見・諸事情や都合を押しつけてその夢や目標を潰すことはあってはならないことだと思います。
メダルがそんなに大切か、それはやはり上位になれることが一番ですが、そこを目指している段階で応援や支えがなければ、自分たちだけでいくら頑張り続けてもなかなかそこに辿り着けません。
会見などで、優勝したらおめでとうと言われていますし、有難うございますと言っている姿を見ます。しかし、優勝出来なかった時には、準優勝でさえも、すみませんでしたと言っている姿があります。
なぜ、すみませんでしたなのか。それは優勝出来なくてなのかもしれませんが、謝ることなのでしょうか。
頑張っても準優勝になれない人はいます。頑張ったのに準優勝の人もいますが、勝負に勝っても負けても頑張ってるに違いない、それでも謝るって、環境がそうさせているのでしょうか、度々考えさせられます。
私は、自分の目標への挑戦を続ける中で、初心・挑戦心を忘れずに努力をする事以外に大切にしていることがあります。
それは、支えてくれている人や応援してくれている人たちへの感謝です。
今の環境でプレー出来ることに当たり前のことなどありません。
私自身が、夢や目標を叶えるにあたり、私に関わってくれているすべての人に何か良い影響を与えられる選手になれるよう努めていきます。
この場をお借りして伝えたいこと、努力を続ける人からその可能性を奪わないでほしいということ、廃部阻止への署名活動にご協力をお願いします。
例え結果がどうであれ、この活動がホッケーを広めたり、少しでも多くの人に知ってもらい、協力してもらえるものとなることを祈っています。
Vielen dank, ich wünsche allen viel Erfolg und viel Glück.
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