高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子、山梨学院OCTOBER　EAGLES対小矢部RED OXの試合は、小矢部のセンターパスにより開始される。山梨学院は素早いパス回しで相手陣地に攻め込むも決定的なチャンスを作る事が出来ない。一方10分小矢部は一瞬の隙をつき♯12岡崎がサークル付近にいた♯8瀬島にパスを出しリバースヒットを決め先制点とする。

　第2クォーター、流れを掴んだ小矢部は19分♯15太田がリバースヒットを放つも決めきる事が出来ない。追いつきたい山梨学院は22分♯12小川がヒットシュートを決め待望の一点とする。30分にも♯10山﨑から♯12小川へパスを出し、タッチシュートを狙うも枠を捉えることが出来ず、1-1で前半戦を終える。

　第3クォーターは山梨学院ペースで試合が進み、31分、32分と立て続けにシュートを打つも、追加点を得る事が出来ない。35分PCを取得し♯12小川がゴール左隅に決め2点目とする。対する小矢部は40分にPCを取得し、♯26村田が華麗にタッチシュートを決め、数少ないチャンスをものにする。その後、山梨学院は何度もピンチを迎えるも、体を張ったDFで追加点を許さない。

　第4クォーター、互いに堅い守備を見せ、点が入らない時間が続く。58分山梨学院♯9小沢が強烈なヒットシュートを打つも、小矢部GK♯1石原の好セーブに阻まれる。59分に山梨学院はPCを得る。一度は防がれたように見えたが、山梨学院♯11上澤が押し込み、3-2とし、そのまま試合は終了する。第1クォーター0-1、第2クォーター1-0、第3クォーター1-1 、第4クォーター1-0、計3-2で山梨学院が勝利する。

山梨学院 OCTOBER EAGLES

［山﨑 晃嗣（主将）］ーー今シーズン初戦を振り返って今日は１点ゲームで苦しい戦いだったが、最後逆転して勝ち点を取ることができて良いスタートが切れたと思う。
ーー今シーズンの目標「堅守速攻」のためにどのような準備をしてきたか練習から「守」から「攻」への切り替えを早くして、自分たちのスピードのあるホッケーを展開できるようにイメージしてきた。今日の試合でもそのようなプレーが多く見られたので良かった。

［上澤 祐斗］ーー自身の決勝点について押し込むだけというゴールだったが、セカンドボールに対応することが決まりごとになっていたので、仲間を信じてずっとボールを待っていた。仲間を信頼した結果なので良かったと思う。

［三澤 孝康（コーチ）］ーー接戦を振り返って非常に苦しい試合展開ではあったが、課題に挙げていた守備の部分で少し甘さがあった。ただ、力を入れて取り組んできたペナルティーコーナーのシューティングに関しては結果につながって良かった。
ーー今シーズンを通してどのようなホッケーをしたいか山梨学院のテーマである「堅守速攻」を継続して、学生らしく高い位置からハードなプレッシャーをかけ続け年間を通してアグレッシブなホッケーを続けていきたい。

小矢部RED OX

［宮田 瑛司（主将）］ーーＨ１昇格後の初戦を振り返ってＨ１昇格ということで強い相手ばかりだが、勝ち点が取れなくて残念だった。
ーー次戦以降の意気込みは次の試合ではしっかり準備して勝ち点を取りに行きたい。

［沼田 秀樹（監督）］ーー今日の試合を振り返って戦い方としては感触があったが、勝ち点を取りにきたので最後の失点は痛かった。
ーー今シーズンの新規加入選手について村田選手をはじめ、非常にレベルの高い選手が来てくれたので、チームとしても刺激になっている。一試合一試合成長していけるように、これからもホッケーを楽しんでやっていきたい。