２０１７男子Ｈ１ホッケー日本リーグ開幕。天理大学ベアーズのセンターパスにより第1Ｑが開始された。開始早々から激しい攻防が続く中、11分岐阜朝日クラブBLUE DEVILS#8田中が、右サイドから切り込みプッシュシュートを放つも得点には至らない。お互い無得点のまま第1Q終了。

　第2Qが開始され、23分岐阜朝日クが初めてのPCを獲得。#5山田翔がドラックシュートを放つが枠をとらえることができず得点に至らない。対する天理大学もスピードを生かして攻め込むが、岐阜朝日クの堅い守備に阻まれチャンスを作ることができない。互いに譲らず0-0で前半戦を折り返した。

　岐阜朝日クのセンターパスで第3Qが開始された。一進一退の攻防が続く中、40分天理大学#16森がGKからのリバウンドボールをダイレクトにリバースシュートを決め先制点を挙げる。追いつきたい岐阜朝日クは、45分にPCを獲得するも得点することができない。

　第4Qに入り、岐阜朝日クは立て続けにPCを獲得するが、天理大学GK#1松田を中心とするデフェンス陣に阻まれ得点することができず、１点を守りきった天理大学が初戦を勝利した。

岐阜朝日クラブ

［田中 世蓮（主将）］ーー今シーズン初戦を振り返って体力面でも精神面でもこの暑さもあって集中力が切れたと思う。得点力がやっぱり無いということで、こっちの方が攻めていたが、向こうに少ないチャンスを決められた。もっと点を決めきれるように頑張りたいと思う。
ーー次戦に向けて修正点はコミュニケーションをもっととって、学生が社会人に指示を出せるようなチームになっていければと思う。

［長屋 恭一（監督）］ーー接戦を振り返って無失点でいきたかったが、3Qで相手をドフリーにしてしまって失点してしまった。最後まで諦めずに攻めたが、相手の気迫溢れるプレーに最後はゴールを割ることができず非常に残念だ。
ーー次戦に向けて修正点は最後の所でのシュート力をもう少し修正しながら次の戦いに挑んでいきたいと思う。

天理大学ベアーズ

［新井 稜（主将）］ーー今シーズン初戦を振り返って相手に攻められる場面が多く、その中でしっかり守りきってその中のチャンスを生かせたのだと思う。選手をどんどん代えたり、炎天下の中でも対応できるように作戦を組んで試合に臨んだ。

［穴井 善博（監督）］ーー今日の試合を振り返って初戦で入りが難しくて、今日の選手を見てたら硬さが見受けられたが、思い切ってやってくれたと思う。
ーー第3Qに試合が動いたが、ハーフタイムにどのような指示をだしたのかセンターの攻撃の部分だったり守備の部分に修正を加えて、もう一度(戦術)を思い出させながら取り組んだ。

［森 啓（得点者）］ーーどのような状況で得点が生まれたか味方が打ったボールがディフェンスに当たって自分の所に来て、周りはファールだと思って止まってて、FWの感で打ったら入りました。感覚っていう感じです。
ーー次戦も得点を決めるために、どのような準備をするかシュートを打って決めるのがFWの仕事なので、練習から一点の大切さを感じながら一つ一つの練習を大切にしていく。