立命館のセンターパスにより試合開始。ソニーは速いドリブルとパス回しで立命館大を圧倒し再三チャンスをつくるが得点には至らない。一方立命館は、カウンターからの速攻を狙うが、ソニーの堅い守備によりチャンスをつくれない。11分、15分、ソニーは立て続けにPCを取得しチャンスをつくるが、GKの好守に阻まれ両チーム無得点のまま第1Qを終了した。
　第2Qもソニーの一方的な攻撃を立命館が粘り強く守るという展開が続く。19分ソニー#5一谷からパスを受けた#13真野がDFを左にかわし、リバースヒットでゴール右下に決めた。ソニーが1点リードで第2Qが終了。
　第3Qもソニーの速く組織的なプレスが立命館を苦しめる。36分ボールを奪ったソニーは打ち込みからチャンスを作り、PSを取得。＃4坂井が冷静に得点。続けて41分にPCを取得、タッチシュートを試みるも、立命館のGK＃1紙本がファインセーブ。
　第4Q、立命館はロングボールでチャンスを伺うもソニーがそれを許さず。52分にPCを取得したソニーは、＃8深野がタッチで決めて3-0と立命館を突き放す。ソニーが立命館を終始圧倒し、試合終了。

ソニーHC BRAVIA Ladies

［永井 祐司（監督）］ーー今日のゲームについて初戦ということもあって、なかなか噛み合わない部分が多かったのは正直だと思う。
ーー勝敗の原因についてそういった(噛み合わない)中でもディフェンダーの方で失点に絡むような大きなミスもなかったので、あとは、いつ点を取るかという状況になっていたと思うのですが、もう少しフォワードの選手があれだけ(多くの)チャンスがあったので、きちんと得点を重ねていかないと、これからまた苦しい戦いが続くかなと思う。
ーー初戦ということで選手の固さなどはあったのでしょうか？代表チームの選手たちが抜けていたので、なかなか全員がそろって練習する日数が少なかったんですけれども、富山でのオープニングに向けてできる限りのことはやってきたので、そういう意味では精一杯のゲームだったかもしれない。

［阪口 真紀（主将）］ーー今シーズンの目標達成に向けてどのような準備をしたか今シーズンは日本リーグ3連覇ということをチームの目標に掲げているので、しっかりとそれに向けてチームスローガンの『覚悟と挑戦』というのに基づいて、1人ひとりが勝つことに覚悟を決める。ということと、新たなホッケーに挑戦するということを目標に掲げて、1人ひとりが練習に対しての姿勢であったり、試合に臨むチームの雰囲気であったり、まず一から土台からチーム作りをして、この日本リーグに臨んでいる。

［深野 加弥（得点者）］ーー得点シーンについて私たちのカウンターである速攻からペナルティコーナーを取得して、ずっと練習してきたバリエーションで決めることができた。

立命館ホリーズ

［牧本 智之（監督）］ーー今日のゲームについてソニーさん相手に挑戦者ということでチャレンジしたんですけれども、やはりソニーさんのスピードとパワーで3点取られて負けたということで、すごく残念に思う。
ーー勝敗の要因は？我々もずっとスピードと精度ということで、練習はしてきたんですけれども、社会人チームのソニーに対しては、彼女たちは、かなりスピードも精度も全体的に上回っているということで、その辺が勝敗の分かれ目だったと思う。
ーー初戦ということで選手の固さなどはあったのでしょうか？今シーズン初めての試合なんですけれども、緊張は確かにありましたけれども、みんな緊張を喜びに変えて戦ってくれていたと思う。

［笠丸 千夏（主将）］ーー今シーズンの目標達成に向けてどのような準備をしたか今シーズンは新規加入選手が多く、ポジションごとの練習を多くしたり、縦の連携を強くする意味でしっかりとコミュニケーションをとるのを目標に準備してきた。