ソニーのセンターパスにより試合が開始された。試合開始早々、3分ソニーがPCを獲得するがGKの好コーセーブで得点ならず。9分ソニーのグリーカードで数的優位に立った東海が徐々に相手陣内に攻め込む場面も見られたが、その後、一進一退の攻防が続くものの両チーム無得点のまま、第１Qが終了した。
　第２Q17分ソニーMF#10永井が華麗なパス交換からヒットシュートにより先制する。22分ソニーがPCを獲得するが東海DFが素早くクリアーし、カウンター攻撃を仕掛けるがその後は膠着状態が続き、ソニーが１－０で第２Qを折り返す。
　第３Q33分ソニーがインターセプトからFW#20清水がリーバースシュートを右下に決める。34分にはMF#9永井、39分MF#15八木が立て続けにフィールドゴールを決め、東海を突き放し４－０とする。
　第４Qに入って東海がFW#11小寺が持ち込みFW#9鳥山がシュートするもソニーの固いDFを破り、得点することができない。56分ソニーがPCを獲得し、FB#4坂井が豪快なフリックシュートを右上に突き刺し、終始ソニーが主導権を握り、５－０で勝利し、４戦全勝の勝点12とした。

ソニーHC BRAVIA Ladies

［永井 祐司（監督）］ ーー本日の試合を振り返って下さい 東海学院はいいチームですし、そう簡単には勝たしてもらえないよと選手には伝えていた。お互いに手の内わかっているので、うちの強みを全面的に出すホッケーをとにかく６０分間やろうとやった。前半はちょっと苦戦をしたけれど後半はゲームの主導権を握っている方に流れがくると思っていたのでしっかりと選手がやりきれたところは評価できると思います。
ーーハーフタイムで選手たちにどのような指示を 東海学院は球の出所に合わせてインターセプトラインを作ってきていた。リスクを背負ってもいいので、早めに中にいる味方につなげてチャンスを広げていこうという指示を出した。普段から目指しているところでもある。
ーー地元の伊吹出身の清水美並選手が得点を決めました 伊吹での昨日の試合は決められなかったが、今日決めてすっきりしたのではないかなと思う。アシストも含めてチームに貢献しているし、オリンピックを経験して（世界に）通用すると自覚しているので楽しみな選手です。
ーー今日もたくさんファンが来ていました 応援バスで沢山、来ていただいてありがとうございます。見ていてやきもきされたと思いますが、きちんと勝ちきることができました。また応援に来てください。
ーー次の埼玉シリーズでの試合に向けて ヨーロッパ組が２人帰ってくるので、次の埼玉シリーズはベストメンバーで今年初めて戦える。しっかりと、もっとソニーらしいホッケーをやれるように準備していきたい。

東海学院大学

［小林 和典（監督）］ ーー本日の試合を振り返って下さい 普段から地元が同じなので練習試合を多くしていた。練習ゲームではいい結果がなかなか出せない状況の中で今日は粘り強い守備をすることができた。もう少し丁寧に攻撃のパスをつなぐことができれば、得点につながったのではないかと思う。前半は１点でしのいでいたが、第３クォーターでリズムが崩れて３失点してしまった。なんとか１点ほしかったけれども、もう少しでした。
ーーリズムが崩れてしまった 選手がもう少し頑張れると思ったところで失点を重ねてしまい、気持ち的に弱くなってしまった。経験のあるソニーはそこを上手くついていた。しかし、選手たちは気持ちを切り替えて前に行く姿勢を見せていた。先制しているともう少し流れは変わったと思うが、残念でした。