栃木のセンターパスにより試合が開始された。試合開始早々、小矢部#15太田を起点とした速いアウトレットから小矢部が攻め上がる。サークル内で#8瀬島がパスを受けて右45度よりヒットシュート。決定的なチャンスであったが惜しくも左に外れた。その後は互いに一進一退を繰り返す展開となり、0-0で第1Qを終了。
　第2Qからは攻守の入れ替えが激しい戦いとなる。小矢部は前線からの積極的にプレッシャーをかけるが決定機を作れない。同様に栃木も果敢な速攻によりチャンスをつくるが、小矢部の固い守りにより得点には至らない。終了間際、栃木#26吉原が小矢部DFをかわしリバースシュート、枠を捉えることは出来なかった。両チームとも決定機を作れず第2Qを0-0で折り返す。
　第3Qは両チームともにサークルインが増え、決定的なチャンスが生まれる。5分小矢部#26が相手も反則を誘い、両チームを通じて初めてのPCを獲得。#6河合がフリックをゴール右上に放つが、栃木GK若林が好セーブを見せる。終了間際、栃木が波状攻撃からPCを獲得。バリエーションから得点を狙うが、小矢部GK石原を中心とした守備陣が何とか凌ぎ切り、0-0で第3Qを終了。
　第4Qは栃木がゲームの主導権を握る。48分に栃木がPCを獲得、フリックは枠を捉えられない。続いて50分、栃木#10星が中央からドリブルで攻め上がり、右サイドからオーバーラップしていた栃木#6落合がパスを受けヒットシュート。小矢部守備陣が死守する。その後栃木に退場者が出て、小矢部も好機をつくるもお互い決定機を決めきれず、0-0で第4Qを終了。入替戦の決着はSOに委ねられた。
　SOは栃木はGK高瀬が満を持して出場。3本を止める活躍をみせ、3-1で栃木が勝利した。