2021年日本リーグH1チャンピオンを決める戦いは岐阜のセンターパスにより開始された。試合開始から激しいプレッシャーの中、ボールスピードの速い試合が展開される。第1Q、11分、岐阜がペナルティーコーナー（PC）を獲得すると#2山田の強烈なフリックで先制する。一方、栃木は14分、華麗なパス回しでサークルに侵入すると、#6江田が力強いリバースヒットを放つが枠を外れる。第2Q、21分、岐阜が決定的なチャンスをつくるも栃木#27森田のファインセーブでそれを許さない。その後、お互いにチャンスをつくるがゲームは動かず、1-0と岐阜のリードで前半を折り返す。

　第3Q、得点の欲しい栃木は、34分、37分とPCを獲得するが得点には至らない。また、40分には栃木#29村田がフリーでボールを受けも強烈なヒットシュートを放つも、岐阜#30吉川のファインセーブにより得点することができない。第3Qは何度も栃木が攻め込む場面が見られたが、岐阜の堅い守備を崩すことができなかった。第4Q、緊迫したゲームが展開される中、得点は動かないまま終盤を迎える。何としても得点の欲しい栃木は、58分にパワープレイを仕掛ける。そして、終了間際の60分、栃木#29村田の待望のゴールで同点に追いつく。そのまま1-1で試合が終了し、SO戦に突入する。激しいSO戦の末、4-1で栃木が勝利し、初優勝を飾った。