毎節熱戦が繰り広げられる高円宮牌ホッケー日本リーグ。女子もいよいよ佳境に入る。今節も熱い戦いが予想される注目カードを3つ紹介する。
首位攻防戦となるソニーHC BRAVIA Ladies対コカ・コーラウエストレッドスパークス。日本代表を多数輩出し、得点ランキングを席巻する両チームは日本の女子ホッケー界をけん引してきた。言わずと知れた強豪チームが大阪の地で激突する。勝ち点は同じ22だが、得失点差でソニーがコカ・コーラを圧倒している。ここでトップを守り切りたいソニーHCは毎試合コンスタントに得点を決めるMF永井葉月に期待が寄せられる。目をみはるような鮮やかなプレーで他を圧倒するスター揃いのソニーHC。対するはここまで3連勝中のコカ・コーラだ。首位奪還の準備は十分。FB藤井美沙、FW金藤祥子は前節までに得点シーンで決めきる力を発揮している。得点力も断トツのソニーHCをさらに圧倒できるか。
2試合目は南都銀行SHOOTING STARS対山梨学院CROWNING GLORIES。南都銀行は現在リーグトップのソニーHCとの戦いをドローで終え、今節に乗り込む。MF西永優衣は対駿河台大戦で3得点を挙げ得点ランキングに名を連ねる。また山梨学院大出身ということもあり、古巣との一戦に気合が入る。対するは関東の絶対女王、山梨学院大。44季連続で関東学生リーグを制覇し、日本代表さくらジャパンのメンバーも輩出している、勢い十分のチームだ。エースのFW河村元美の活躍を中心に、春季関東学生リーグで得点王を獲得したFW田中花歩など精鋭が怒涛の攻撃で相手ゴールを破る。またディフェンス陣が堅牢な守備を展開し、相手に攻撃の隙を与えない。
現在4位の天理大学ベアーズ対5位のグラクソ・スミスクラインOrange United。勝ち点の差はわずかに1。戦績次第でひっくり返る可能性が十分にあり得る。春季関西学生リーグを制した天理大は日本リーグでも大学チームトップに君臨している。一方で社会人チームから白星を奪取できていない。守備の要と評されるFB松瀬有里を中心としたグラクソ・スミスクラインの守備を打ち破ることはできるか。昨年度の最終順位より2つ上の5位につけているグラクソ・スミスクライン。1つでも順位を上げ、弾みをつけたいところだ。守備に加えて攻撃面では得点ランキング5位のFW片峯美里を擁している。前節でも安定して得点を決めており、勝利に向けて活躍が期待される。
ハイレベルな試合が観られるのは日本リーグだからこそ。現地でその熱気を、スピード、迫力のプレーを体感しよう。
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