高円宮牌2017ホッケー日本リーグ女子は6月3日(土)、広島県広島市・コカ・コーラウエストレッドスパークスホッケースタジアムにて第3節第5日を開催いたしました。
『コカ・コーラウエスト レッドスパークス』 11対0 『聖泉大学』
大勝した『コカ・コーラウエスト レッドスパークス』のニール・アンドリュー・ホーグッド監督は、「勝利したが、十分に満足行く試合ではなかった。もう少し安定したプレーをしないといけないのが課題だ。第1クォーターと第2クォーターは良かったが、第3クォーターは悪く、第4クォーターで持ち直した。波がありスコアにも表れた。明日はそういう試合はできない。(明日の南都銀行との試合)相手にとっては大一番であるが、私たちにとっては普通の試合である」と述べてくれました。また、地元開催での大声援についての感想を聞くと、「明日にはもっと多くの観客に来てもらいたい。明日もっといい試合を見せたいと思います」と話してくれました。
『聖泉大学』の宮崎奈美監督は、「しっかりと網を張って、相手にボールを回させ、ボールの奪いどころを役割分担して取ることを選手に意識させることができた。スピーディーな展開の中で相手についていき、ボールを奪えていたところもあった。カウンターが何回かできたというのも成果と思います」と試合を振り返りました。また、相手を第3クォーターで攻めあぐねていた件について聞くと、「プレスについて選手が理解できてきた。前半は相手のペースについていくので精一杯だったが、後半はわかってきた。相手の攻めあぐねやこちらにとって危ないシーンを減らすことができた。攻めるところまではまだできていなかったことが、今後の課題です」と話し、明日の『天理大学ベアーズ』との戦いについても意気込みを聞くと、「今日も南都銀行相手に得点をとっているし、1人1人も上手い選手。うちはチャレンジャーなので運動量や相手のボールをどう奪うかを考えつつ、今日よりも攻めて勝ち点を取りたい」と話してくれました。
『南都銀行SHOOTING STARS』 2対2 『天理大学ベアーズ』
『南都銀行SHOOTING STARS』の樋口修監督は、2対2で引き分けに終わり、上位進出には勝つことが必要な状況だったことに対し、「チャンスをモノに出来なかったことが一番大きかった。気持ちを込めて試合はできたが、結果がついて来なかったのは残念」と述べ、明日の対戦相手『コカ・コーラウエストレッドスパークス』に関して聞くと、「とてもよいチームなので自分たちがどれくらい力を出し切って戦えるか、上位進出には負けられない試合になるので頑張りたい」と話してくれました。
『天理大学ベアーズ』の長谷部謙二監督は本日の試合を振り返り、「南都銀行のフォワードは、得点力が優れているので、ディフェンスに人数をかけて、試合をもつれ込ませることができた。退場者が出て10人で戦う時間帯は守備に徹したことと、ラインを下げずに、上げていくように指示したことが良かった。こちらにもチャンスがあり、さらに得点を取れるようにしていきたい」と語り、本日の引き分けという結果に終わった位置づけをたずねると、「南都銀行戦に向けて、練習を繰り返しやってきた。実業団相手に勝ち点を上げるという目的は達成できた」と話してくれました。また、今後の上位進出のためには明日の試合が重要になるのではないかとの問いに対して、「自分たちの目指すホッケーが出来れば、勝ち点につながると思います。明日も頑張りたいと思います」と冷静に話してくれました。