高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子H2は、9月24日(日)、東京都・駒沢オリンピック公園第一球技場において、最終節第10日のレギュラーステージを開催しました。
本日、3試合を行い、昨日に優勝を決めた『福井クラブ』は勝利。2位に入った『LIEBE栃木』は、12月16日(土)駒沢オリンピック公園第一球技場で、一部昇格へ向けて男子H1カテゴリーの5位チームと入替戦を行ないます。
男子H2カテゴリーで優勝した『福井クラブ』松村徹司監督のコメント
2016年に男子H1で最下位となり入替戦で敗れH2に降格したが、今年は快進撃を続けて勝ち続けた。原動力について尋ねると、「新戦力が既存選手と噛み合ってチーム力が増したことが大きい」と述べた。今年は男子H2優勝に加え、全日本社会人ホッケー選手権大会も優勝。来年は福井国体も開催される。今後の抱負を訊くと、「来週から愛媛国体がはじまるが、福井国体の前哨戦として捉えている。まずは愛媛国体で結果を残して次につなげたい。私たち『福井クラブ』は、皆様に楽しんで喜んでもらえるようなスピーディーなホッケーを見せていきたいので、これからも応援してほしい」とファンへの感謝をこめて話してくれました。
男子H2カテゴリーで2位となり入替戦に挑む『LIEBE栃木』福田敏昭監督のコメント
今シーズン6勝3分1敗を振り返り、「当初から優勝を目指してトレーニングに励んできたので、3回引き分けてしまったところは残念でした」と述べ、『福井クラブ』だけに負けてしまったことについて訊くと、「『福井クラブ』のホームグランドの地の利を活かされてしまったと思っている」
2か月半後の入替戦については、「昨年入替戦で負けてしまった経験は必ず活かさなければいけない。12/16の入替戦は、とにかく勝ちに拘る試合をしたい。本日の試合においても入替戦に繋がるゲームはできているので、その感触を忘れずに、新たに準備をしてしっかりと試合に臨めれば、必ず結果がついてくると信じて挑みたい」と語ってくれました。
10:00 『東京農業大学(5位、勝点11、3勝2分5敗)』 0対2 『Selrio島根(4位、勝点11、3勝2分5敗)』
試合開始から『東京農業大学』優勢の試合展開が続くがシュートまでには結びつかずに前半が終わる。第3クォーターに入った途端に試合巧者の『Selrio島根』が仕掛けはじめる。44分にPCを獲得した『Selrio島根』#26の安部駿佑選手によるフリックシュートがGKにあたり、リバウンドに詰め寄った#11の若槻省吾選手がスイープシュートを決めて先制。さらに、第4クォーター46分には、『Selrio島根』の#17糸原信行選手がダメ押しの2点目を獲得し、0対2で『Selrio島根』が勝利。今シーズン、『Selrio島根』は4位。『東京農業大学』は5位が確定した。
11:45 『福井クラブ(1位、勝点27、9勝1敗)』 2対1 『法政大学(3位、勝点15、5勝5敗)』
男子H2優勝を決めた『福井クラブ』と、暫定3位の『法政大学』との対戦。『法政大学』は、『福井クラブ』に勝つと、男子H1昇格への入替戦に望みがつながる戦い。
試合は開始から『法政大学』がフィジカルを活かした攻撃をしかけるものの、『福井クラブ』の早いプレスによりシュートまで持ち込めない。対する『福井クラブ』は、9分にPCを獲得し、#2の為国壮選手が豪快なフリックシュートをゴール右上隅に決めて先制点を挙げる。さらに、第3クォーターの38分に『福井クラブ』の#17和久利裕貴選手が2点目を挙げる。第4クォーターの50分には、『福井クラブ』のPCによるパスミスから、『法政大学』がカウンター攻撃しセンタリングを#4の堀貴紀選手が確実に決めて1点差。その後、パワープレイで逆転したい『法政大学』はシュートチャンスが訪れたものの得点できずに、そのまま試合が終了。2対1で『福井クラブ』が勝利し、『法政大学』は3位で今シーズンを終了した。
13:30 『LIEBE栃木(2位、勝点21、6勝3分1敗)』 9対0 『駿河台大学(6位、勝点1、0勝1分9敗)』
開始から『LIEBE栃木』が主導権を握り、2分には#26の吉原平太選手が先制点を挙げると、7分には#14の大橋雅貴選手が強烈なヒットシュートで2点目を決める。さらに第2クォーターでも『LIEBE栃木』の勢いの矢は止まらず、#8大嶋雄飛選手が16分にPCからフリックシュートを決めて3点目を加え、18分には#14大橋雅貴選手、28分には#1の石村俊選手が5点目を加え、前半で5対0と『LIEBE栃木』が圧倒的な強さをみせる。後半に入り、第3クォーター32分に『LIEBE栃木』の#20山水翼瑳選手、36分に続けざまに#26吉原平太選手が2得点を決める。第4クォーターの57分には#8大嶋雄飛選手が追加点を決め、9対0で『LIEBE栃木』が圧勝した。結果、『LIEBE栃木』が2位、『駿河台大学』が6位で今季を終了しました。