高円宮牌2022ホッケー日本リーグ女子は19日、広島県広島市・コカ・コーラレッドスパークスホッケースタジアムにてファイナルステージ1試合開催しました。
13:30 コカ・コーラレッドスパークス 2-1 南都銀行 SHOOTING STARS
南都銀行のセンターパスにより試合が開始された。3分、5分とCCRSが立て続けにPCを獲得するも、得点には繋がらない。続く7分、三度PCを獲得したCCRSはルーズボールを#3FB錦織がスイープシュートを放つ。角度のある難しいコースであったが、絶妙なコントロールにより送り出されたボールは南都銀行のゴールネットを揺らし、CCRSに先制点をもたらした。追う形となった南都銀行は8分カウンターより抜け出した#22橋本がドリブルでCCRS陣内に切り込み、リバースヒットを放つ。しかし、これは惜しくも枠の外。その後は両陣営譲らず、1−0で第1Qを終える。第2Qでも高いポゼッションを誇るCCRSは23分、24分とPCを獲得し、南都銀行ゴールに襲いかかる。しかし、ここは南都銀行の堅牢な守備と#12GK笹木の好セーブにより得点とはならない。試合が動いたのは前半終了間際の27分だった。南都銀行サークル内に攻め込み、敵味方が入り乱れる混戦の中、CCRS#10MF中込がこれを押し込んだ。待望の追加点がCCRSに入る。素早いカウンターで応戦する南都銀行であったが、前半終了のホイッスルが鳴る。2−0、CCRSリードで試合は折り返しとなった。
後半でも高いポゼッションを誇るCCRSが南都銀行陣営に襲い掛かる。それに対し南都銀行は思い切りのよいパスカットと速いカウンターでCCRSに応戦する。白熱した15分は互いに得点をあげることなく終了した。なんとか点を返したい南都銀行は第4Q開始早々、右コーナーよりCCRS陣営に侵入を試みる。切り返しで逆サイドをついた南都銀行は#22橋本がヒットシュートを放つ。CCRS#1GK田中がセーブをしたと思った矢先、南都銀行#10FW狩野がルーズボールに反応した。値千金のシュートはCCRSの固い守備を遂にこじ開けた。待望の得点が南都銀行に入る。2−1となり、勢いに乗りたい南都銀行は49分、50分とPCを獲得する。このまま南都銀行の流れになるかと思われたが、CCRSに慌てた様子はない。前半同様、細かく巧みなパスワークを軸に試合を盛り返した。終始、安定した強さを見せたCCRSがゲームを制し、2−1で終了した。この結果により、CCRSは東京の大井ホッケースタジアムで行われる決勝戦への進出が決まった。
■試合詳細