高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子H1カテゴリーは、8月6日(日)、富山県小矢部市・小矢部ホッケー場において、第8日のレギュラーステージを開催しました。
15:00試合開始:『小矢部RED OX』 (1対3) 『天理大学ベアーズ』
開始前の1時間前まで土砂降りの雨が降り注いでいたが、開始前にはすっかりと夏らしい天気の中で催された『小矢部REDOX』は、ホームゲームで『天理大学ベアーズ』を迎え撃つ試合でした。開始早々から両チーム共に相手チームを伺いながらのスロースタートの中から、チャンスを逃さずにカウンターアタックやペナルティコーナーによる得点機会があったものの、惜しいところでゴールマウスを割れずに無得点のまま前半を終了します。均衡を打開したのは『小矢部RED OX』のディフェンスによるゲームコントロールからMFとFWへとボールをつなぎ、後方から飛び込んだMF11林巧馬選手によるゴールでした。すぐさま『天理大学ベアーズ』のペナルティコーナーによりFW29黒川大地選手のゴールで振出しに戻される。さらに立て続けに『天理大学ベアーズ』のMF23山本海斗選手によるゴールで逆転を許してしまい、運動量の差に勝る『天理大学ベアーズ』による最後の第4クォーターで、ダメ押しの1点を許してしまった『小矢部RED OX』が負けてしまった試合となりました。
見事にフィジカルと安定したリズムで勝利をおさめた『天理大学ベアーズ』の穴井監督は、「立ち上がりから、ポゼッションの課題を与えていたのだが、今日の暑さもあって様子を見ながらのスタートとなってしまった。得点チャンスはあったものの、自分たちの得点力のなさが弱いところであり、課題でもあるため、これからもこの課題に取り組んでいく。チームとして、フィジカルを鍛えているところもあるので、相手を見られるようになったかなと思うが、一試合を通して走れることがゲームをコントロールできるし大切なことなので、これからも質を高めるようにしていきたい。一試合一試合で成長していく上では、本日の課題のフィードバックが非常に大事になる。もちろん、守備やビルディングだけでなく、自分たちの良さを引き出して高めながら、最終節までやっていきたい」と終始笑顔で語ってくれました。
惜しくもホームゲームで逆転負けをしてしまった『小矢部RED OX』の沼田監督は、「失点の大きさを身に沁みて感じた試合だったし、主導権を握ることができて得点を獲得してからの、立て続けの2失点だったのでショックは大きい。前半はいい形がつくれてポゼッションを上げながらパスワークでシュートまで持ち込んでいけたのは良かった点だが、これからは得点力を高められるようにチームを築いていきたいことと、ペナルティコーナーでのチャンスを逃してしまったことも大きな敗因の要因になってしまったと思う。学生と対等に戦える感触はできたが、走力と相手との駆け引きを小矢部のチームは得意としているので、これからも意識づけして、ゲームコントロールしていきたい。次節は、来週の試合となるが、前節で『岐阜朝日クラブ』にホームゲームで負けているので、相手チームを攻略して小矢部のホッケースタイルで勝ち点を取りにいきたい」と失点の大きさにショックを隠しくれない様子で語ってくれました。