高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子H2は、9月23日(土)、東京都・駒沢オリンピック公園第一球技場において、最終節第9日のレギュラーステージを開催しました。
11:30 『法政大学(5勝4敗、勝点15)』 1対2 『東京農業大学(3勝2分4敗、勝点11)』
開始より試合巧者の『法政大学』が主導権を握って試合を進め、『東京農業大学』のカウンター攻撃をインターセプトやパスミスを誘いシュートまで持ち込ませないように防御するものの、両者ともに得点を挙げられずに第1クォーターが終わる。均衡を破ったのは第2クォーターの27分、『東京農業大学』の#17沼辺大樹選手によるシュートでゴールを決め先制点を挙げる。沼辺大樹選手は第3クォーターの40分にもフリックシュートを決めて2得点目を挙げる。対する『法政大学』は、第4クォーターに入ると突然にアクセルをフルスロットルにして怒涛の攻めを続け、45分には#12山口進也選手の強烈なフリックシュートがゴール右上ポストに当たりゴールマウスに吸い込まれて1点を返すものの、その後追加点を獲得できずに1対2で『東京農業大学』が勝利した。
13:15 『福井クラブ(8勝1敗、勝点24)』 2対0 『駿河台大学(1分8敗、勝点1)』
開始早々から貫禄の『福井クラブ』が試合をコントロールして、『駿河台大学』の攻撃を許さない。開始12分に『福井クラブ』は、#15伊藤義一選手がサイドからボールを受け取って、緩急のあるドリブルと華麗なテクニックで相手選手3人をかわしてゴール右隅へ豪快に先制点を決める。第3クォーターの40分にPCを獲得した『福井クラブ』は、シュートのこぼれ球を右45度の角度から、#30野村烈瑠選手がフルスイングでシュートを決め、『福井クラブ』が勝利し、勝点24点を獲得した。明日の最終戦を残して来季H1へ自動昇格。今年、『福井クラブ』は、1年でH1へ返り咲くことができました。
15:00 『LIEBE栃木(5勝3分1敗、勝点18)』 3対3 『Selrio島根(2勝2分5敗、勝点8)』
社会人チーム同士の対決は、開始から両者ともにコート全体を使ったアグレッシブな攻防戦で観客を沸かす。ディフェンスから早めに中盤のミッドフィールダーへボールを渡してフォワードと共に数的有利から相手の守備陣を切り崩していく『LIEBE栃木』に対して、『Selrio島根』は、ディフェンスでボールを回して左右に揺さぶり、相手が押し上げてきたところからカウンターを仕掛ける試合展開。
先制点を挙げたのは『LIEBE栃木』の#1の石村俊選手が12分にゴール。振出しに戻したい『Selrio島根』は、第3クォーターの33分に#11の若槻省吾選手が同点のゴールを返す。しかし、36分に『LIEBE栃木』は、ミッドフィールダーからフォワードへ早いパスとドリブルで相手を巧妙に切り崩して無人のゴール前に走り込んだ#10の星卓選手がボールをタッチしてゴールし2対1とする。『Selrio島根』は38分#17の糸原信行選手がフリックシュートで同点に追いつき、両者全く譲らない試合。
最終の第4クォーターに入り、ディフェンスからフォワードまで流れるようなパスでゴール前まで持ち込んだ『LIEBE栃木』は、49分に#26の吉原平太選手がスピードあるドリブルで、ふたりを抜いてシュートを決めて3対2とする。対する『Selrio島根』は、56分に#14朝倉祐樹選手がPCからゴールして同点。本日勝利すると男子H1との入替戦に挑める『LIEBE栃木』は、怒涛の攻めを続けるものの得点に結びつかず、ホイッスル直前の59分にPCを獲得するが得点できず。両者決着がつかないまま、3対3の引き分けに終わりました。