高円宮牌2017ホッケー日本リーグ女子は6月4日(日)、広島県広島市・コカ・コーラウエストレッドスパークスホッケースタジアムにて第3節第6日を開催いたしました。
『コカ・コーラウエスト レッドスパークス』 1対1 『南都銀行SHOOTING STARS』
地元広島のホームゲームで大勢のファンが詰めかけた一戦で引き分けとなった『コカ・コーラウエスト レッドスパークス』のニール・アンドリュー・ホーグッド監督は、「勝てるくらいの内容だったが勝てなかった。ペナルティコーナーを3つ失敗しているのと、同点にされたシーン。自分たちのフリーヒットの簡単なミスから相手にゴールを与えてしまった。そういった小さい部分が物足りないところでした」と述べ、次節に向けた修正点にについて問うと、「試合に取り組む姿勢、どれだけ一生懸命できるか、判断できる能力を研いていきたい。(これからの)ソニー戦の勝ち負けよりも、それ以外の2試合(立命館ホリーズ戦と東海学院大学戦)を落とさないようにしたい。絶対に勝たなければならない試合を落とさないようにしたい」と話してくれました。
一進一退の攻防で相手チームに先制されたものの、なんとか土壇場で引き分けへ持ち込んだ『南都銀行SHOOTING STARS』の樋口監督は、「コーラもよいチームで、私たちのやるべきことをやったが、相手の力もある。自分たちも今までとは違って同点に追いつけたことは評価できる。一歩一歩、今後も成長が必要だと考える。どのチームもそうだが、チームとして成熟するのに時間がかかる。チームなりの成長、どこのチームも課題はあるし、そこをこれからどうしていくかが大切だと思う」と試合を振り返ってくれました。課題修正および次節について聞くと、「特にどの点というよりも、チーム全体の部分と、個々のスキルを上げて、チームとしての力を上げたい。もう一度、色々なところを確認しながら進めていきたい。東海学院、立命館、ソニーHC、なかなかハードな戦いになるが自分たちの力をしっかりと出すこと、相手のチーム力より自分たちのチームの力を出すことを考えていきたい。大学生のモチーベションや能力が高い。今後、色んなことを試行錯誤していきたい。私たちはどのチームに対しても一生懸命やっていきます」と語ってくれました。
『天理大学ベアーズ』 6対0 『聖泉大学』
圧勝した『天理大学ベアーズ』の長谷部謙二監督は、「パスのテンポが自分たちのペースでできなかったというのが気になっている。第3クォーターに相手がプレーしてくることに対して、こちらの噛み合いが悪かった。修正して第4クォーターで仕切り直すことができた」と語り、第3クォーターと第4クォーターの間で特に何が変わったのかを聞くと、「試合の中で同じようなチャンスはあったが、第4クォーターは得点につながったが、それ以外は相手の粘り強いディフェンスとキーパーのセービングで得点にならなかった。第4クォーターはきちんと選手が決めてくれた」と分析していました。残り3試合、ベスト4進出に向けて負けられない試合が続くことを話しかけると、「特にソニーHC戦はディフェンシブなホッケーだが、少ないチャンスを確実にモノにできるようにすることと、組織的な守備力の向上を図っていきたいと思います」と話してくれました。
『聖泉大学』の宮崎奈美監督は、本日の試合を振り返り、「相手は強豪チームなので、チャレンジャーとして受け身にならないことを意識していた。怪我人も多い中で、スタミナ不足も今日は感じられた」。第4クォーターに連続失点した原因を問うと、「ひとり怪我をしてディフェンスが減り、守備に負担がかかってしまった。全体的に足が止まってしまったので、ミッドフィールダーもフォワードも運動量をアップしていかないといけない」とフィジカルの弱さを感じていました。まだ勝ちがないチームについて尋ねると、「まずは得点を取りたい。攻められると守りばかりを意識してしまうので、守りながらも攻撃をして得点するという意識を持てるようにしたい。そうすれば、これまで以上にボールもつながるようになると思う。ディフェンスラインを上げて、攻撃を意識していくことを修正課題と感じている。強いチームとの対戦が続くので、スタミナを強化しながら得点に繋げていきたい」とこれからのチーム強化について語ってくれました。