高円宮牌2023ホッケー日本リーグ男子H1は1日、東京都大田区・大井ホッケー競技場にてファイナルステージ2試合を開催しました。
11:30 岐阜朝日クラブ BLUE DEVILS 2-1 天理大学ベアーズ
岐阜のセンターパスで試合が開始された。第1Q序盤は天理がサイド攻撃からサークル侵入を狙うが、岐阜が固い守備で中へ入ることを許さない。しかし、徐々に天理がペースを掴み始める。3分天理はMF#21千葉がサークル内でパスを受け、リバースヒットを放つも岐阜GK#30吉川に阻まれる。14分天理はサークル内でフリーでパスを受けるもFW#11田中のラストパスはGKが防ぐ。両チームスコアレスで第1Qを終える。第2Qに入り、今度は岐阜朝ペースで試合が進む。22分岐阜にグリーンカードが出て1人少ない状況も、天理は活かすことができず、お互いチャンスらしいチャンスがない試合展開が続く。25分天理はカウンターからFW#20田中(太)がGKと1対1となるが、#30吉川の好セーブに阻まれる。28分天理のPCはパサーのFW#10松島に合わせるもタッチシュートは枠外に外れる。0-0のまま前半終了。
第3Qに入り、34分天理はワンツーでサークルインするも、#21千葉へのパスはつながらず。35分天理#11田中(翼)がサークルインからのリバースシュート放つもミートせず。38分に試合が動く。岐阜は左サイドでパスを受けたDF#2山田のヒットシュートはGKが弾くもゴールに突き刺さり、先制に成功。追いつきたい天理は41分にサークルインするも、岐阜が固いディフェンスで決定機を作らせない。45分天理はセンターライン付近からMF#12和田のスクープパスが前線に繋がり、サークルイン。岐阜の反則を誘い、PCを獲得するも、岐阜のDF陣が2回連続PCを凌ぎきり、岐阜の1点リードで第4Qへと進む。第4Q開始早々、追加点を狙う岐阜が左から崩してサークルインするもシュートまで至らず。47分天理は左から#10松島がサークルインし、パスを受けた#11田中(翼)のシュートはGKに弾かれるも、こぼれ球を#10松島が押し込み同点に追いつく。52分岐阜は、左サイドからのこぼれ球を追ったFB#23川崎が右エンドライン際ギリギリで追いつき、相手DF、GKの隙をつき、センタリング。最後はFW#10福田が押し込み、勝ち越し点を挙げる。突き放したい岐阜は、57分FW#1河邉がドリブルインから倒れ込みながらリバースシュート、GKリバウンドから相手反則を誘い、PC獲得するも得点までには至らず。59分天理は、センターラインから一気に前線へロングパス。#11田中(翼)がしっかり納め、#10松島とのパス交換から最後は松島がフリーでシュートを放つ絶好のチャンスも岐阜GK吉川が素晴らしいセービングで得点を許さず、そのまま試合終了。2-1で岐阜が明日の決勝へと駒を進めた。
■試合詳細
14:00 LIEBE栃木 7-1 ALDER飯能
栃木のセンターパスにより試合が開始された。第1Q序盤は両チームとも慎重にパス回しを行いサイド攻撃を仕掛ける。4分、拮抗を破ったのは栃木。コーナーからのリスタートでMF#30落合からの縦パスをFW#7加藤がおさめて、そのままリバースヒットで先制。取り返すべく飯能がテンポアップしてサークル侵入するも、栃木の堅い守備により攻撃を阻まれる。6分、カウンターからPCを獲得した栃木が、FB#15永吉のフリックにより2点目を決める。飯能は焦らずFW#11北里を中心に右攻めを行うが、栃木のプレッシャーによりなかなかシュートまで至らない。2-0で第1Qが終了。第2Qに入り、2点を追う飯能が厳しいプレッシャーで守備にあたる。23分、栃木が再びPCを獲得するが、飯能の一番騎がこれを止める。カウンターにてPCを取り返すが得点には至らない。その後両チーム一歩も退かず猛攻が繰り返される。29分 、飯能は左サイドからの連続FHを得て素早いリスタートからサークル手前でボールを受けた#11北里のヒットシュートが決まり2-1。その後、栃木が猛攻撃を仕掛け、残り1分を切ったところで PCを獲得。しかし飯能のGK#1千田が好セーブを見せ、2-1で前半が終了。
第3Qに入り、開始早々栃木がボールを奪いPCを獲得したが、飯能の#1千田がセーブ。カウンターにて飯能もPCを取り返すが、栃木のGK#27森田も好セーブを見せ、栃木の攻撃リズムを作る。後半はPCの取り合いからスタートしたが、いずれも得点にならないまま激しい攻防が繰り返される。41分、栃木#7加藤のセンタリングを#8大嶋がタッチするもポストに当たり、惜しくも得点にならず。43分、攻撃を続ける栃木#7加藤が、PCのフリックで待望の3点目を獲得。その後も栃木の流れとなり、44分にPCからGKリバウンドを#30落合が押し込み4-1で第3Qが終了。第4Qに入り、攻撃のテンポを上げた飯能が47分にビハインドからのスクープパスから前線のFW#9深見にパスが繋がり強烈なリバースヒットを放つも栃木GK森田が好セーブを見せる。続く48分に飯能はPCを獲得するが、#11北里のフリックシュートは、またもGK森田の好セーブにより得点を阻まれる。53分にPCから栃木#15永吉がフリックを決め5-1。栃木の勢いは止まらず、58分自陣サークル付近からW#17大岡が一気に相手サークルまで持ち込みシュート。#29村田がGKリバウンドを取り、ヒットシュートで6点目を決める。また、残り30秒を切ったところで中盤のパスカットから最後はMF#10星のサークル右サイドからの折り返しを#7加藤がダイレクトで押し込み、そのまま試合終了。7-1で栃木が勝利し、明日の決勝へと駒を進めた。
■試合詳細